ハードウェアウォレットがLightningに対応
Blockstreamのハードウェアウォレット「Jade」が、ついにLightning Networkに対応しました。
これはビットコインの歴史において重要な進展です。これまで分離されていた「コールドストレージ」と「ライトニング決済」が、1つの体験として統合されたためです。
コールドストレージのままLightning送受信が可能に
今回のアップデートにより、Blockstreamアプリを通じて、オフラインのコールドストレージ環境を維持したままLightningの送受信が可能になりました。
この仕組みは、既存のLightningとLiquidのスワップ機能をベースに実現されています。
ユーザーは以下の流れで操作します:
- JadeをBlockstreamアプリに接続
- BIP85キーをエクスポートしてスワップ機能を有効化
- Liquid Bitcoin(L-BTC)からBitcoinへのスワップを実行
Liquidネットワークでの送信は約1分、その後ビットコインネットワークに取り込まれるまで約10分で処理が完了します。
そして、この一連のトランザクションはすべてJadeデバイス上で署名され、オフライン環境で安全に管理されます。
シンプルな操作で高度な資産管理を実現
トランザクションの作成はBlockstreamアプリ上で行い、最終的な承認はJadeデバイスで行うというシンプルな構成です。
また、Lightningインボイスを作成することで、第三者からの支払いを受け取ることも可能です。
受け取った資金は、そのままJadeによって保護された状態で管理されます。
3つのレイヤーを1つのインターフェースに統合
今回のアップデートにより、Blockstreamアプリはビットコインの3つのレイヤーを1つのセルフカストディ環境に統合しました。
- Lightning:高速かつ低手数料の決済
- Liquid:機密性の高い取引と柔軟な資産管理
- On-chain:最終決済と長期保管
すべての署名処理はオフラインで行われ、セキュリティを損なうことなく利便性を大きく向上させています。
セルフカストディの新たな標準へ
今回の進化は、単なる機能追加ではありません。
「スピード」と「セキュリティ」というこれまでトレードオフとされてきた要素を両立させる、新しいセルフカストディの形を示しています。
ビットコインのユースケースが拡大する中で、こうした統合的なウォレット体験は今後の標準になっていく可能性があります。
Blocksream Japan公式ブログ:すべてのスピードとセキュリティ。Jadeがライトニング決済に対応




